意識低い系まつばの徒然ブログ

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うちの会社にはコードレビュー文化がない

うちの会社にはコードレビュー文化がない

自社開発案件もあるが、現在担当しているのは受注の案件で、アプリ規模は比較的小さく、工数はさらに少なくて、「アプリのことは何もわからないけれども兎に角”いい感じ”のアプリを作ってほしい」という案件をやっている。
基本的にアプリの開発は1人。
工数も少ないためテストなんてかいている暇もなく、他のエンジニアも別の案件で手一杯。

こういったIT企業にはよくあることだがコードレビューという文化がない。
文化がないというより、ひたすら似たようなアプリを作って出していくだけなので技術に関しての向上心が低いという部分もあるのかもしれない。
技術の共有は社内Wikiの設置を試みるものの誰も更新しないままに廃れていく。そしてまた新たな社内Wiki導入しました!という連絡が来るという繰り返し。

自ら発信していけばいいじゃないのか、という意見はごもっともで、社内に一人でもWikiをがんがん更新し、技術を共有し、勉強会をたちあげ、雰囲気を変えるような人間がいれば変わってくることもあるのかもしれない。

が、如何せん私自身がそんなモチベーションも無ければコミュ障を拗らせてしまってそんなことやりたくないと思う性格でもある。ごめんなさい。

そんな中先日、会社の評価面談をし、それに対するフィードバックが返ってきた。
PMからのフィードバックはだいたいこういった内容だった。

  • ソースコードの内容は判断できないので他のエンジニアにみてもらった
  • ディレクトリ構成はや命名規則はシンプルで読みにくいと感じることはなかった
  • コメントは少ないもののコメントがなくても理解できるコードにしようとしていることは伝わってきた

内容はとりあえず置いておいてここで問題になるのは、1つめのソースコードの内容は判断できないので他のエンジニアにみてもらったという部分。
人のソースコードを読むというのは当然ながら結構労力がいるものだと思う。
自分が書いたコードですら、数ヶ月前のコードはなかなかすぐには思い出せない。
それを知らないうちに知らない誰かにやってもらっていたということ。

自分の知らないところで自分のコードが知らない誰かに評価され、それが評価につながっているという気持ち悪さ。

自身が書いたコードが会社の評価に結びつくのは当然だと思う。
自分のコードが見られてしまった…汚いコードを書いたのが見られて評価が下がってしまう…とは思うがまぁそれは自己責任。そう思うなら技術を上達させろっていう話。
ただやはり社内の、上司ではなさそうな(?)エンジニア仲間の誰かが知らないところでコードを評価し、それがそのまま会社の評価になっていると思うと気持ち悪さはでてくる。
さらに誰に頼んだんだ…なんて気持ちも生まれてくる。
このやりかたはやはりどうも気持ち悪い。

せっかくコードを見てもらったというのに良くない部分を具体的に指摘しあったりすることのないもったいなさ。

コードレビューにおける大事な点として、レビューしてもらう側はどの部分がどのように不安なのか、具体的にレビュー対象コードを提示するということだと思っている。
他人のコードをプロジェクトまるまる分全てにおいて見てもらうとなると膨大な時間が必要になるし、よくある、もはやおまじないのようになっている部分や設計はレビュー対象としては後回しになってもいい部分である。
今回のプロジェクトでは一部少しトリッキーなというか、挑戦しているなという部分があった。
自身の中では出来る限り頑張った部分でもあり、ややこしくなりすぎているんじゃないかと不安を抱える部分でもある。
しかし評価のために見てもらったにも関わらずおそらく全てのコードを見るには時間がないからさらっと全体的な雰囲気を見てくれたのであろう。
ディレクトリの構成や命名規則はもはやよくある定番の形をとっているのでそこを見てもらって評価とされてもなぁという感覚。
コメントが少なめだったため、いくらかは細かくみてくれたんであろうがそれもよくある設計で書いた部分ばかりに時間を使ってもらったんであろうというもったいなさ。
そしてせっかくいろいろ挑戦し、頑張った部分はおそらく見てもらえてない(見てもらえていたとしても具体的に次につながらない)という残念さ。


残念に思った。
コードを他のエンジニアに見てもらうとうことが予め知っているのであれば、具体的に見てもらいたい部分があった。
評価だから何かしら対策しないように?なのか予め知らされることはなかった。また、これまでも評価時にPMが他のエンジニアにコードを見てもらったということはなかった。
とにかくこころのもやもやが晴れない。

どうすればよかったのだろうか…。